ほくろ(色素性母斑)・脂漏性角化症(老人イボ)・疣贅(いぼ)
形成外科ではいろいろな治療手段が用いられます。どの方法を選択するかは術者の好みによるところが大きいですが、通常は切除後の瘢痕(きずあと)が目立たない方法を選択します。
ほくろ、イボ、脂漏性角化症の治療は以下の方法による切除です。どちらを選択するかは“数”、“大きさ”、“部位”、“悪性の可能性が疑われる”などによって決定します。
炭酸ガスレーザーによる皮面形成術
- 小さな“ほくろ”、“イボ”、"脂漏性角化症(老人イボ)"などがよい適応です。
- ほくろの場合は大きさによりくりぬき法、切除術を選択することもあります。
- レーザー治療は自費診療となります。
メスで切除し縫合する縫縮術
- 傷跡を目立たないようにするために形成外科的な縫合法(真皮縫合)を用います。
- 単純に縫縮すると変形を来す場合は植皮術(写真)を併用することもあります。
- 悪性が疑われる“ほくろ”は病理検査に提出します。